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aube越川による素敵なカーテンやコーディネート術などのご紹介と、気ままな日常記。

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エモーショナルなカーテン-2

2018 - 07/27 [Fri] - 10:29

前回お話したエモーショナルなカーテン、今回はその続編として白黒ストライプの効用についてお話します。

ボクはいつも、セミナーや執筆の際に「白黒ストライプには2つの効用があります」と話しているのだけど、その1つ目は
「デトックス」。例えばお部屋全体が柄on柄などで、ちょっとごちゃごちゃし過ぎたかな?という時に白黒ストライプを取り入れる事で、スッと解毒してくれちゃうんです。

2つ目は、「魅惑する」という効果。1つ目の解毒と反対に、少し毒っ気を出して妖艶さを出します。同じ白黒ストライプなのに、使い方次第で正反対の効用があるから不思議ですね。この「魅惑する」、「毒っ気を出す」、「魅惑する」というのがエモーショナルにつながるんですね。


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バランス(上飾り)とドレープのヘム(縁取り)に白黒ストライプを使った例。この妖艶さは白黒ストライプでしか出せないんです。また、スワッグバランスは生地をバイアス使い(斜めに使う)する事でヒダが綺麗に出るのだけど、それによってストライプの向きが水平から垂直に90°変化する所も妖艶さにつながります。


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メインの花柄を引き立てる脇役として。でも間延びせずに妖艶さを出せるのは他になかなか無いんです。ストライプの向きを変える、ピンクパープルの挿し色を加える、という事でさらにエモーショナル感増し増しで。


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アリス・イン・ワンダーランドをイメージしてデザインしたバランス。全体を王冠に見立てたシルエットとして、裾にダイヤ、スペード、ハートのカッティング。その奥に見える白黒ストライプが「毒」のイメージ。これが入る事で単に可愛らしいだけでなく妖艶さが加わって、デザインに深みを増してくれるんです。


どうです?白黒ストライプ。昔だったら、「葬式みたいだ~」なんて言われて避けられたりしたものだけど(笑)、今ではエモーショナルに欠かせないデザインの一つになりました。


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エモーショナルなカーテンって???

2018 - 07/15 [Sun] - 17:52

2~3年位前から、デザインやコーディネートをする時に、「エモーショナルなデザイン」という事を強烈に意識するようになりました。
「美しさ」や「カッコよさ」と同様に「エモーショナル」っていうのも基準が無いし、人それぞれだから極めて感覚的な事なのだけど、自分の中では凄く意識しています。

基準が無いと言っても自分なりに条件っていうのはあって、あえてそれを言葉で説明すると・・・、
1.意外性
2.妖艶さ(あやしさ、毒っ気)
3.ハッとするくらいの美しさ
という3つの条件が挙げられます。

3の美しさって言うのは当たり前っちゃ当たり前なのだけど、1と2がエモさには結構重要なんですね。ただ難しいのは、人それぞれの基準があって、それをほんの少し上回る必要があるのだけど上回り過ぎてもダメで、そのさじ加減が一番難しいんです。

それはさておき、エモさを意識した事例をいくつか紹介しますね。


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熱帯雨林が描かれたっていうプリントカーテン。草花とか葉っぱとかじゃなくて熱帯雨林。モチーフの意外性はあるものの、「トロピカルデザイン」という世界的なトレンドがベースにあるから、これは比較的万人受けしやすいかも?


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ワインレッドをアソートカラーに使ったベットルーム。この妖艶な感じがエモさにつながるんです。ちなみに最近の研究で、赤い色の光はリラックス効果を生む事が証明されているので、寝室に赤い色もアリなんです。ただし、赤を突出させない事や彩度を抑えるなどの配慮は必要ですが。


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寝室の入り口にある小窓。既存のレースを生かしつつ、上飾りを追加してエモいデザインに変身。ピンストライプのベルベットをメインに、黒い無地でパフを作って縁取り、カーブ状に設えました。
この色遣いは、今年の1月にフィレンツェのグッチミュージアムで見た試着室のカーテンにインスピレーションをもらったのだけど、それはまた別の回で紹介しますね。


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インダストリアル系もエモーショナルに!一般的にはここに無地や幾何学を合わせるのだろうけど、フランス人のアーティストが食器棚を油絵で描いたというプリントをシェードに仕立てて、生地巾が足りない分はデニム風の無地をアシンメトリーに片側に足してます。

「エモーショナルに」というのは、あくまでボクの中でそう思ってコーディネートしているだけの事なのだけど、それがまた不思議と、出来上がったお部屋を見たお客様から、
「単に綺麗、って言うだけじゃなくて、何かエモーショナルなものを感じる!」
とか
「鳥肌が立つ位素敵!」
とか、うれしいお言葉を頂く事が多くなりました。

面白い事に、あっさりした色使いの無地でおとなしくコーディネートした時にでもそう言って頂く事が多くなって、思いが伝わっている事が嬉しくて、ありがたくて・・・。

次回以降も「エモーショナル」という切り口で、他の事例も紹介していきますね。


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東洋のデザインを日本で使う!

2018 - 03/29 [Thu] - 15:33

前回お話した、東洋のデザインがヨーロッパでトレンドになってますよ~、というお話。
これだけ西洋化した日本の住宅、暮らし方にあっては、日本でもそれらのデザインを取り入れる事で、素敵なエクレクティック(折衷)スタイルができますよ、という事なのですが、実例をいくつか紹介しますね。


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先ずはカーテン。「上海ガーデン」というタイトルのデザインで、古き良き中国の庭からインスパイアーされた、イギリスのトルシア・ギルドさんのデザイン。日本っぽくもありますね。トレンドのリーフグリーンのストライプと合わせて、スッキリ間引いて使いました。


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江戸小紋の青海波の地模様にドラゴンをアクセントに。ドイツのSAHCO社のベルベットを使ったスツールです。これは一からオーダーして作っていますが、モダンな空間にはこれ位のスパイスを加えても良いんじゃないかな?ドラゴンは今期のグッチのコレクションなどにも使われていて、世界的に人気のモチーフです。


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同じ空間(玄関ホール)の一角に飾ったファブリックパネルとタイのアンティーク仏像オブジェ。ファブリックパネルはイギリスのニナ・キャンベルのデザインで、鳳凰を思わせる上質な刺繍生地。トータルで東洋+西洋のエクレクティックを演出しています。


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麻の生地にプリントされた、イギリスのオズボーン&リトル社のカーテン用生地「ジャパニーズガーデン」をファブリックパネルに仕立てて額装した物。


東洋のデザインを使うなら、日本の伝統を生かしたmade in Japan も良いけど、一度外国人のフィルターを通したデザインも面白い。コテコテの和だったり、一昔前の東洋のイメージだったり、ちょっとずれている所が面白いんです。

その辺りのデザインを上手に組み合わせて旨く使うのがコーディネートの上級者、とも言えるんですね。


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東洋モチーフ-ヨーロッパトレンド

2018 - 03/18 [Sun] - 17:45

ヨーロッパトレンドのもう一つ、「EAST ASIA」。東洋からインスパイアーされたデザインがじわじわ増えています。
今年の主流は北中米とリビエラ地方(地中海北東の沿岸、コートダジュールから北西イタリアにかけての超高級リゾート地)なのだけど、そんな中で東洋、特に日本と中国のモチーフがじわじわ増えているんです。

2年位前から青海波(セイガイハ、江戸小紋の一つ)に始まり、少しずつ勢力を伸ばしつつあるのだけど、これはおそらく東京オリンピックのある2020年の1月まで増えていくように思われます。

今年のフランクフルトとパリで見つけた東洋モチーフのデザインをいくつか紹介します。

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ドイツのJAB社の壁紙。虎や竜、日本人女性(芸者?)など、こってこてのJAPANデザイン。


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掛け軸の様な壁紙。でも、あくまでも西洋人が日本をイメージしてデザインしているというところがミソ。だからオリエンタル感(異国情緒)があふれて、怪しさ、妖艶さが醸し出されます。


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ファッションデザイナー、ジャン・ポール・ゴルチエがデザインした椅子張り生地。日本びいきのゴルチエは元々多くの東洋的なデザインを出しているのだけど、今年は一押しのデザインとしてこれを展示していました。

今までは、「こういった東洋のデザインは西洋人が異国情緒を楽しむためにあるのであって、日本ではちょっとな~」って思っていたのだけど、これだけ住宅や暮らしが西洋化した今の日本では、逆にこれが異国情緒につながって、神秘的なイメージで面白いんじゃないかな?ってボク自身も思うようになりました。さらに直接日本の伝統的なデザインを取り入れるより、一度西洋人のフィルターを通してデザインされた物の方が面白い!

「西洋人のフィルターを通した東洋のデザイン」、面白いですよ~!


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Urban Oasis なカーテン

2018 - 03/13 [Tue] - 17:50

前回お話した、今のヨーロッパのトレンドの大本命、「Urban Oasis(アーバンオアシス)」。トロピカルなデザインの中でもコッテリ目のデザインをラグジュアリーに使うというトレンド。日本でもこれを上手く使っていくと、この先7~10年はぶっちぎりで素敵なインテリアが保てると言っても過言で無い位くらい。

では、カーテンだけでどうやって上手く取り入れていくかっていうと、例えばこんな感じ。

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南国系の植物と南国系の猿や鳥が組み合わされた、結構コッテリしたトロピカル柄。それでいて余白も取ってあるから使いやすいプリントカーテン(スイスのクリスチャンフィッシュバッハ製)。写真だとわからないけど、地模様にアールデコ調の柄が入っているので、ラグジュアリー感も十分。それから・・・、

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南国系植物プリントも、正に今のトロピカル柄。中でもこのバナナリーフや、オーガスタ、フェニックスなどは特に注目のモチーフです。こちらはイタリアのブローシェ社の物で、エルメスのスカーフなどをプリントしているブランドだけに、上質感は半端じゃないんです。それでいて凄く高価なわけでもないのでお勧めの生地の一つ。2窓共バナナリーフにしちゃうとさすがにくどいから、片方はストライプでデザインを“間引く”事でバランスを取っています。

もちろん壁紙や照明、家具なども一緒にコーディネートすれば更にハッキリした世界観を作れるけど、大きな面積を占めるカーテンだけでも印象が大きく変わりますよ~!


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ヨーロッパのトレンド-Urban Oasis

2018 - 03/07 [Wed] - 18:08

前回お話したように、この時期はトレンドセミナーで全国各地を回るのですが、それはいわゆるプロ向け。でも、一般の方にも是非見てもらいたいので、ここで少しずつ紹介していきますね。超わかりやすく!

先ずは1つめ、「Urban Oasis」というトレンドから。

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ここ数年、南国のデザインがトレンドになっていて、それが年々こってりしたテイストに進化しています。南国と言っても、ハワイやバリなどのリゾートではなく、南フランスの地中海に面した高級リゾート、コートダジュールから北西イタリアにかけての「RIVIERA地方」がイメージ。だんだんとコッテリしていって、とうとうここまでコッテリしちゃった~、というイメージです。

何がコッテリかって、先ずは色。ダークグリーンや濃いめのターコイズをダスティーローズと合わせて、ゴールドを効かせる、という具合に。それからプランツ類も「うっそうとしたジャングル」を思わせるほどのボリューム感が求められます。


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これなんかも典型的。この色使いが今年っぽい。


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とにかくコッテリなんですよね。こういう設えのレストランは、既にパリ市内でも多く見られているけど、知らないで見ていると、「掃除が大変そうだな~」位にしか思わないかも?(笑)

都会のオアシスとして、グリーンを取り入れるのは昔からある思想だけど、とにかくそれを新しく見せるには、コッテリさせるのが一番早い。ボクはそれを「ゴッテリ・トロピカル」と呼んでいるのだけど、カッコよく言えば、今流の「Urban Oasis」。

それをもうちょっと洗練させて使いやすくまとめた写真はこんな感じ・・・

Amazonia by Pepe Penalver

これなら行けそうでしょ?スッキリまとまっているけど、深めの色使い、南国リーフ柄のクッションの柄は余白が少なく柄がビッシリ。これ位なら真似しやすいかもしれませんね。

このテイストも不思議なもので、初めはちょっとくどいかな~って思っても、たくさん見ていくとこれがちょうど良くなっちゃうし、逆にちょっとさっぱりしていると物足りなくなっちゃう、というか古臭く見えちゃうんです。

新しい今のラグジュアリーとして、覚えておいてくださいね。


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プロフィール

Youhei Koshikawa

Author:Youhei Koshikawa
越川 洋平
㈱オーブインターナショナル代表
生年月日:1972年 7月24日生
出身  :東京都
血液型:O型
趣味  :ゴルフ、グルメ

輸入カーテン専門店のオーナーとして、コーディネーターとして奮闘中。
毎年3週間かけてヨーロッパのショーを取材して回るトレンドウォッチャー。

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