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aube越川による素敵なカーテンやコーディネート術などのご紹介と、気ままな日常記。

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色彩の「チカラ」

2016 - 10/15 [Sat] - 18:46

今回は、一般住宅のリビングのカーテン「あるある」のお話。

一般の方がご自身でカーテンを選ばれた場合、色の選択で最も良くある失敗例は「ボケる」という事。無難に選んだつもりのベージュが、壁と同化してしまって、何だかボーっと焦点が定まらないような感じになってしまう事、昔も今も凄く良く見受けられるんです。

お部屋全体の色のバランスがあるので一概には言えませんが、壁の色に近い色のカーテンは、よほど凝ったデザインでない限りは
合わせるのが難しい、と考えてください。

事例として使わせて頂くのは申し訳ないのですが、先日伺ったお客様で凄くわかりやすい写真があるので紹介させて頂きますね。

先ずはビフォアー。

IMG_4318.jpg

勾配天井で広々としたダイニングに、やや落ち着いたベージュの壁紙。カーテンはスッキリとシェードで、という狙いはわかりますが、色が完全に同化してしまってますね。そこを変えてあげるだけでも見違えるんです。

そしてアフター。

IMG_4328.jpg

掃出し窓はビフォアーと同じダブルシェードながら、色は引き締める方向に。照明やダイニングセット、壁紙などを考えると、イングリッシュ・ガーデンテラス風に持っていく事も出来る(それが王道のセレクト)けど、それじゃありきたりでつまらないので、ボクとしてはそこはできれば避けたいところ。(もちろんお客様が望めばそちらにもっていきますが)

幸いにも、そのような中級コーディネートを望まれなかったので(だからボクをチョイスして頂いたのでしょうが)、少し外した上級コーディネートをさせて頂きました。

メインの生地は、ちょっとエスニックが入った幾何学ベースのストライプ。アクセントにピンクが効いていて、モロッコなどの北アフリカの
匂いが感じられるジャガード。裾にはカッティングを施して、日中フロント生地を上まで上げていても、バランス(上飾り)として機能してくれるようにしています。トータルでほんのりイスラミックを盛り込んでるんですね。大体おおさじ2杯くらい(笑)

レースは同じくシェードながら、バーの入ったシャープシェードでモダンに引っ張り、スパン糸を使って透けにくさと光の拡散を狙ってます。

この「光の拡散」という理論も面白くて、例えば日光が窓の外から斜め45°上からの角度で入って来る場合、窓に何もないとそのまま真っ直ぐ45°の角度で床に光が落ちます。そこに拡散効果のあるレースを掛けると、光が四方八方に分散して、今まで暗く感じていた部屋の奥の方まで光を届けてくれるというもの。レースが無い時よりも全体的に「ボワー」っと明るく感じられるんです。

それにはつるっとした糸で織り上げたレースよりも、スパン糸と言って、毛羽立った糸で織られたレースの方が拡散効果が高いんです。

ボクたちプロは、色々な要素や理論をほじくり返して良く考えて、合わせたり外したりしながらデザインを考えます。カーテンを購入する際には、必ずプロのインテリアコーディネーターや、できれば2年前にできた窓装飾専門の資格、「窓装飾プランナー」などの専門家にご相談ください。いろいろ、新しい発見がありますよ!


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プロフィール

Youhei Koshikawa

Author:Youhei Koshikawa
越川 洋平
㈱オーブインターナショナル代表
生年月日:1972年 7月24日生
出身  :東京都
血液型:O型
趣味  :ゴルフ、グルメ

輸入カーテン専門店のオーナーとして、コーディネーターとして奮闘中。
毎年3週間かけてヨーロッパのショーを取材して回るトレンドウォッチャー。

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